【短編】毒舌彼女
「なぁ、果林はなんであんなに甘ったれないんだ?」

先輩にたずねてみた。

「はぁ。あのなぁ〜!疎すぎ!メイドにも色々キャラがあるの。果林ちゃんの場合はツンデレキャラ……かなぁ。」

ツンデレなら知ってる。

果林はツンデレキャラなんだ。

だからそっけなかったのか。

「お待たせしました。」


無駄に話さない果林。

これが、萌え…?

なんかほわっとしたようなほにゃっとしたような…………



しかし。

オタク?ばっかなんか、ここにいる客は。

眼鏡でボサ頭、チェック柄Tシャツ、リュック、紙袋……
典型的!!



「可愛いよなぁ、果林ちゃん♪」
「当たり前です。」
「羨ましいよ、マジ。」


でも、なんかムカつく。

もやもやする。

※これを俗に嫉妬と言います。



いやらしい目で見てる奴はいないか監視した。


パフェが意外にうまかった。


俺は、果林がバイトおわるのを待った。




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