Love Travel
私が目覚めて1時間くらいたった時。


「ただいま〜琢磨ごめん、遅くなって…」


大きな袋をかかえた弘樹さんが帰ってきた。


「あっもう起きても大丈夫なの?」


「はい。もう大丈夫です。助けてもらってありがとうございます。」


「びっくりしたよ。急に倒れちゃうんだもん」


そういいながら袋から沢山の食材をだし始めた。


「お腹すいたでしょ。食べよう。何が好きかわからないから、沢山買ってきちゃった」


正直飛行機から降りて、何も口にしてない私はお腹すいていた。


けど、見ず知らずの人にこれ以上迷惑はかけれないと思い、


「私帰ります。今日は本当にありがとうございました。」


「そっか。体きついよね。んじゃ、送っていくよ。琢磨また留守番ね!」


「大丈夫です。一人で帰れます。」


なんとなく二人にはこれ以上迷惑をかけたくなかった。


そんな私の気持ちを察したのか、


「どうせ道わからないでしょ。ここらへんタクシーも捕まえにくいし!弘に甘えときなよ」


そう言って琢磨さんは私と弘樹さんを玄関まで送った。



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