Love Travel
「ありがとうございました〜」


私がちょうど曲がり角にさしかかった時、聞こえてきた声。



弘樹さんの声だ−−


声のした方向を見てみると、弘樹さんとばっちり目があった。


「結衣花ちゃ〜ん」


大きな声で手を振ってくれた。


私は駆け足で弘樹さんの所へ行った。


「昨日は本当なありがとうございました。これ良かったら食べて下さい。」


私は持ってきたお菓子を差し出した。


「お礼なんて良かったのに。あっこれ有名なとこのやつじゃん。ありがとう。」


弘樹さんは嬉しそうにお菓子の袋をのぞいた。



「せっかくだから中入って!一緒に食べよう」


どうぞと言われ、弘樹さんのお店に入った。



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