幸せ窓
『いえ...大丈夫です。』
そう言うしかなかった。
「俺まじ無理なんだよな。ダブルデートとか。でも俺帰ったらお前1人だろ??だから無理矢理引っ張ってきちまった」
意外な言葉が出てきてビックリした。
彼は 帰ろうと思えばいつでも帰ることできたのに。私がいるから帰らなかった。
なんだ。優しい人なんじゃん。
そう思うと自然に笑みが出る。
『大丈夫ですよ』
軽く微笑みながら答えた。
その瞬間 目が合った...
一瞬 彼の顔が赤くなった気がした...
でもすぐ顔をそらされてしまったのでわからない。
「......お腹大丈夫なのか??」
はぃ??だからお腹痛くないって(笑)
彼も私がお腹痛いと勘違いしている模様。
まぁ なんでもいいやっと思い
また『大丈夫ですよ』って言った。