幸せ窓

電車で10分ぐらい。
私の降りる駅に着いた。
彼はさっと立ち上がり 無言で一緒に降りる。


毎朝 私の家の前を通っているんだから、彼もこの駅で 私の家の近くなのだろう。

でも なぜか本人に聞けないかった。


でも彼が私にも聞かないってことは彼もわかっているのかな??


改札を通って 聞いてみようかなって思った瞬間。
私の腕は彼につかまれていた。

『え??』

その瞬間 またあの ずぃずぃ劇場が始まる。

明らか進んでいく道は私の家への道だ。
私の家は駅から10分ぐらいだから そんな遠くない。

彼が引っ張ってくれたおかげで ５分もかかっていないんじゃないかという早さで家の前まで着いた。


これは もぅ確実に知ってるよね...私のこと。



言ってもいいよね??