BLOOD,CHAIN.
なんか、ホントに何でもアリのRPGみたいだな‥と刹那が考えていると、ヒツギは刹那の表情から何かを読み取ったのか
「ねぇ、キミは僕を勇者か何かと勘違いしてない?」
と、不敵な笑みを浮かべて言い出した。刹那が暫く考え込んだので2人の間に沈黙が流れる。
「いえ、オレが知ってる勇者のイメージじゃ‥少なくとも主人公を殴り起こしたりしません。それに、勇者にしては正直‥正義感無さそうです。」
殴られる覚悟で、刹那がハッキリ言うと‥ヒツギの肩が震えている。
(嗚呼、肩を震わせるほど怒らせちゃったよ‥オレ。殴られるかな‥いや、蹴りが来るかも。どっちにしろ、オレの命がマジでヤバい。)
強く目を閉じて、来るであろう衝撃と激痛を待ったが‥何も起こらない。恐る恐る、刹那がヒツギの顔を見上げると‥ヒツギは笑っていた。決して声を出して笑う人ではない、笑う声さえ噛み殺している。
「あの‥オレ、何か変なこと‥言っちゃいました?」
「いや、失礼。違うんだ、あんまり君がハッキリ言うからね‥ちょっと驚きもしたよ。」
どうやら怒っていないらしい。何が面白かったのか分からないが‥とりあえず、パンチかキックは免れた。
「ねぇ、キミは僕を勇者か何かと勘違いしてない?」
と、不敵な笑みを浮かべて言い出した。刹那が暫く考え込んだので2人の間に沈黙が流れる。
「いえ、オレが知ってる勇者のイメージじゃ‥少なくとも主人公を殴り起こしたりしません。それに、勇者にしては正直‥正義感無さそうです。」
殴られる覚悟で、刹那がハッキリ言うと‥ヒツギの肩が震えている。
(嗚呼、肩を震わせるほど怒らせちゃったよ‥オレ。殴られるかな‥いや、蹴りが来るかも。どっちにしろ、オレの命がマジでヤバい。)
強く目を閉じて、来るであろう衝撃と激痛を待ったが‥何も起こらない。恐る恐る、刹那がヒツギの顔を見上げると‥ヒツギは笑っていた。決して声を出して笑う人ではない、笑う声さえ噛み殺している。
「あの‥オレ、何か変なこと‥言っちゃいました?」
「いや、失礼。違うんだ、あんまり君がハッキリ言うからね‥ちょっと驚きもしたよ。」
どうやら怒っていないらしい。何が面白かったのか分からないが‥とりあえず、パンチかキックは免れた。