看護学校へ行こう
こうして三年生が終わると、いよいよ二年生の部屋である。お部屋まわり4日目だ。二年生の部屋のドアをノックすると、
「どうぞ。」
と野太い声がした。
「失礼します。」
と蚊の鳴くような声で4人かたまって部屋に入ると、いきなりたばこをふかしながら足を組んだ先輩が目に飛び込んできた。その部屋は4人部屋で、半年に一度部屋替えをするのだが、一年生だけ無作為に振り分けられ、二年生からは仲良し同士で部屋を決めて良い。類は友を呼ぶもので、その部屋の先輩は4人全員威厳があって、ぷかぷかたばこをふかしていて、なんだか怖い。いつも廊下ですれ違って挨拶しても、無視する先輩ばかりである。
「座んなよ。」
たばこをふかしながら先輩はおっしゃる。
「はい。」
と言い、私たちは正座した。
「出身はどこ?」
「なんでナースになろうと思ったの?」
質問は続き、足はしびれてくる。
「どうぞ。」
と野太い声がした。
「失礼します。」
と蚊の鳴くような声で4人かたまって部屋に入ると、いきなりたばこをふかしながら足を組んだ先輩が目に飛び込んできた。その部屋は4人部屋で、半年に一度部屋替えをするのだが、一年生だけ無作為に振り分けられ、二年生からは仲良し同士で部屋を決めて良い。類は友を呼ぶもので、その部屋の先輩は4人全員威厳があって、ぷかぷかたばこをふかしていて、なんだか怖い。いつも廊下ですれ違って挨拶しても、無視する先輩ばかりである。
「座んなよ。」
たばこをふかしながら先輩はおっしゃる。
「はい。」
と言い、私たちは正座した。
「出身はどこ?」
「なんでナースになろうと思ったの?」
質問は続き、足はしびれてくる。