看護学校へ行こう
初めての恋愛
合コンの後、26歳の滝谷さんとつきあうことになった私。実習も勉強も、気もそぞろで集中できない。ぽわ~んと26歳の彼が頭に浮かぶ。たくましくて包容力のありそうな彼。それに初めての彼氏。先々のことまで考えては一人でにやけていた。
木曜日の5時半に、滝谷さんは車で寮に迎えに来た。カリーナEDという車だ。私はこの頃と言えば、プレリュードとインテグラしか知らなかったから、ちょっと自慢げな滝谷さんの車の良さが、わからなかった。この頃のかっこいい男が持つ車とは、女の子の間ではプレリュードが一位だった。プレリュードに乗っているだけで「いけてる」と思ってしまうから、あほだ。
で、とにかく車に乗り込み、出発した。まだ会話もぎこちない。
「どこに行きたい?」
「・・・どこでもいい。」
「う~ん、じゃあ家の部屋に来る?」
ということで、いきなり彼の部屋へ行く。社員宿舎は女子禁制ではなかった。別に社会人なので、規則はない。部屋はワンルームだけど、広くてきれいで、私たちの寮の部屋とはまるで違った。と、そこに目にとまった物があった。ファミコンだ。
「わあ、ファミコンだ、ねえ、スーパーマリオある?」
「ああ、あるよ、やる?」
「うん。」
そこで話もろくにせず、スーパーマリオに熱中する私。その間滝谷さんは私にいろいろ話しかけてくる。私は適当に返事しながらゲームに熱中していた。そして6面くらいクリアしたとき、
「そろそろ門限じゃないの?送るよ。」
と言われた。気づけば3時間がたっていた。その間に何を話したのかもあまり覚えていない。
木曜日の5時半に、滝谷さんは車で寮に迎えに来た。カリーナEDという車だ。私はこの頃と言えば、プレリュードとインテグラしか知らなかったから、ちょっと自慢げな滝谷さんの車の良さが、わからなかった。この頃のかっこいい男が持つ車とは、女の子の間ではプレリュードが一位だった。プレリュードに乗っているだけで「いけてる」と思ってしまうから、あほだ。
で、とにかく車に乗り込み、出発した。まだ会話もぎこちない。
「どこに行きたい?」
「・・・どこでもいい。」
「う~ん、じゃあ家の部屋に来る?」
ということで、いきなり彼の部屋へ行く。社員宿舎は女子禁制ではなかった。別に社会人なので、規則はない。部屋はワンルームだけど、広くてきれいで、私たちの寮の部屋とはまるで違った。と、そこに目にとまった物があった。ファミコンだ。
「わあ、ファミコンだ、ねえ、スーパーマリオある?」
「ああ、あるよ、やる?」
「うん。」
そこで話もろくにせず、スーパーマリオに熱中する私。その間滝谷さんは私にいろいろ話しかけてくる。私は適当に返事しながらゲームに熱中していた。そして6面くらいクリアしたとき、
「そろそろ門限じゃないの?送るよ。」
と言われた。気づけば3時間がたっていた。その間に何を話したのかもあまり覚えていない。