看護学校へ行こう
完全に滝谷さんをおいてけぼりにした。

「あの・・・ごめんなさい。」

「あはは、いいよ。それよりこんどいつ会える?」

「うん、土曜日はお昼で授業終わるから、たくさん会える。」

「じゃあ、今度はもっと話をいっぱいしよう。」

そう言うと、滝谷さんは寮まで私を送り、帰って行った。

 寮に戻ると、さっそくみんな集まってきて、私のデート情報を聞き出そうとする。

「ちゅう、どうだった?」

「うん、滝谷さんの部屋に行って・・・。」

「うんうん、それから?」

「・・・スーパーマリオやって、終わった。」

「それだけ?他には?」

「うん、だって3時間しか会ってないもの。他に何もできないよ。」

と私。

「ちゅう、ばっかじゃないの?もっと話したり、親交を深めなきゃ。」

それは言えている。なぜに私はスーパーマリオなどに夢中になったのか?私はゲーム大好きで、かなり上手な方だ。ゲームに熱中すると、周りが見えなくなる。むう~これはいかん。次回から気をつけよう。
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