看護学校へ行こう
はたして、ぞくぞく注文したアルコールがそれぞれの席へ運ばれてきた。私が頼んだテキーラサンライズは、暗い紺色から明るいオレンジ色にすーっと途中で変化した色で、まさに夕日が落ちているような美しいカクテルだった。みんなのところへ飲み物が行き渡り、たすけのかけ声で、みんなで乾杯をした。私はテキーラサンライズにどきどきしながら口をつけた。甘くておいしい。だけどちょっとのどがひりひりして、頭がすぐにぼうっとなった。頬のあたりから、耳まで熱くなるのを感じる。そんな感覚が、大人になったような気分になり、少し有頂天になった。
みんなのお酒がコップ半分くらいになった頃、たすけが
「みんな、歌を頼もうよ!」
と声をかけた。そこでカラオケ本をじっくり眺め、曲を選択していく。歌は決まったら、店員に頼むシステムだ。そして歌手と曲名が呼び出され、
「あ、私だ。」
などと言いながら、照れくさそうにステージの真ん中に立って、みんなの前で歌った。曲は順次かかり、みんなそれぞれ歌うたびにかけ声をかけ、勢いでカクテルを飲む。だがカクテルは甘いので、飲みやすいが、度が強い酒だ。それをぐいぐい飲むもんだから、一時間もしたら、みんなすっかりできあがってしまった。
みんなのお酒がコップ半分くらいになった頃、たすけが
「みんな、歌を頼もうよ!」
と声をかけた。そこでカラオケ本をじっくり眺め、曲を選択していく。歌は決まったら、店員に頼むシステムだ。そして歌手と曲名が呼び出され、
「あ、私だ。」
などと言いながら、照れくさそうにステージの真ん中に立って、みんなの前で歌った。曲は順次かかり、みんなそれぞれ歌うたびにかけ声をかけ、勢いでカクテルを飲む。だがカクテルは甘いので、飲みやすいが、度が強い酒だ。それをぐいぐい飲むもんだから、一時間もしたら、みんなすっかりできあがってしまった。