看護学校へ行こう
技術室には4台、病院用のベッドがおける。よって、4チームに分かれて排泄介助を行うことになった。まず移動式カーテンでベッド周囲を囲み、プライバシーを守る。そして患者さん役の人に声をかけ、ズボンと下着をおろし、差し込み便器を挿入し、陰部のあたりはバスタオルをかけ、
「出たら教えてくださいね。」
と声をかけ、カーテンの外に出て待つ。排尿が済んだら、
「出ました。」
と患者さん役の子は言い、ナース役は中に入り、差し込み便器を抜いて衣類を整え、排泄物を汚物室で流し、終了となる。さすがに「陰部をちり紙で拭く」という作業は自分、つまり患者さん役本人がして良いと言われた。
さて、いざ本番だが、みんななかなかおしっこが出ない。寝たままおしっこをするなど初体験だし、いくらカーテンをしているからといって、がやがやみんながいる中では、緊張して出ないのだ。このとき本当に、「患者さんは排泄介助されるのが嫌だろうな」と思った。それでも絞り出すようにちょろちょろとおしっこをして、
「出ました。」
と言うと、すかさずナース役の子が入ってきて衣類を整え、汚物を処理しに持って行った。とうとう私たちは、おしっこまで見せ合う仲となってしまった。
「出たら教えてくださいね。」
と声をかけ、カーテンの外に出て待つ。排尿が済んだら、
「出ました。」
と患者さん役の子は言い、ナース役は中に入り、差し込み便器を抜いて衣類を整え、排泄物を汚物室で流し、終了となる。さすがに「陰部をちり紙で拭く」という作業は自分、つまり患者さん役本人がして良いと言われた。
さて、いざ本番だが、みんななかなかおしっこが出ない。寝たままおしっこをするなど初体験だし、いくらカーテンをしているからといって、がやがやみんながいる中では、緊張して出ないのだ。このとき本当に、「患者さんは排泄介助されるのが嫌だろうな」と思った。それでも絞り出すようにちょろちょろとおしっこをして、
「出ました。」
と言うと、すかさずナース役の子が入ってきて衣類を整え、汚物を処理しに持って行った。とうとう私たちは、おしっこまで見せ合う仲となってしまった。