看護学校へ行こう
かくして一睡もせずに実習先に向かう。今日から回診につくように言われている。しかし見ているだけでは駄目で、何かしら介助しなくてはいけない。眼科と泌尿器科の回診を二手に分かれ、3人ずつ回診につく。私はその日は眼科の回診についた。患者さんの頭を動かさないように手で押さえる。赤田さんは、眼科の回診の方についた。ものすごい緊張だ。頭を押さえる自分の手が震えている。すかさず赤田さんに、手を払われた。「しなくてよし」という意味だ。泣きそうになりながら別の子と変わる。回診が終わると患者さんの看護に入る。今日は清拭と足浴を入れた。それから昨日聞けなかった家での食生活についても聞いてみた。ベッド周囲を見ると、コーラやまんじゅうやら、いかにも糖尿病患者さんに悪そうなものばかり並んでいる。なるほど、それで糖尿病のコントロールがうまくいかなくて、白内障という合併症を起こしたんだな、と思った。これは明日の行動計画は食生活の指導にしよう。そう考えた。だがこの患者さん、二日後、つまり木曜日に白内障の手術を控えていたのだ。
想像はしていたが、その日のうちにレポートが返ってきた。しかも1~3号紙まで、赤線で真っ赤である。ひどい子はレポート1枚丸ごと大きくバッテンをつけられていた。今日も徹夜か・・・。眠い。二日間完徹なんて、無理だ。しょんぼりしながらご飯を食べていたら、まやちゃんもご飯を食べていた。まやちゃんに声をかけると、主任さんに怒られたという。
想像はしていたが、その日のうちにレポートが返ってきた。しかも1~3号紙まで、赤線で真っ赤である。ひどい子はレポート1枚丸ごと大きくバッテンをつけられていた。今日も徹夜か・・・。眠い。二日間完徹なんて、無理だ。しょんぼりしながらご飯を食べていたら、まやちゃんもご飯を食べていた。まやちゃんに声をかけると、主任さんに怒られたという。