search for love light

最悪な日々の始まり

入学式の翌日。


私は溜め息をつきながら麻希との待ち合わせ場所に向かった。


だって、まだ昨日の事がショックで…。



「姫璃~っ!!」

待ち合わせ場所で5分程待つと、麻希の声が聞こえた。

「今日は遅刻しなかったでしょ?」

「遅刻しないのは当然」

何故か得意気な麻希の言葉を一蹴する。

「はぁい…。じゃ、行こっ」


麻希の言葉で、私達は歩き出した。


「ね、そう言えば姫璃の隣の席って、更科魁斗君でしょ?」


…今聞きたくない名前No.1…。


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