神より承った命
目が覚めたらベットの上だった。

無地の天井が見下ろしていた。


外は雨だ。

部屋は薄暗い。

誰かいないのだろうか?


少女はそんなことをぼーっと考えていた。


「よかった!希!起きたのね!」

突然の声にびっくりしていると、やつれた女性が駆け寄ってきた。

「お母さん。。。」

希は母の顔をまじまじと見た。

そして訊いた。

「ねえ。私なんでここにいるの?」


明らかに部屋は病室だった。

希のベットの隣には点滴が吊るしてあり、左腕に液体を送り込んでいた。

白い天井には薄暗い蛍光灯がついていた。


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