年下くんにまぢ惚れ☆〜2nd

「そういえばさ、南美は里菜先輩から聞いた?」





「ん?何を?」





なんか話してたっけ・・・・?




「花見!!!」





あぁ、そういえば言ってたな。




「うん。ちょっとなら聞いたよ!!」




「どうする?行く?」





「うちは別にいいんだけど。裕樹は?」





「俺は人混み嫌いだけど・・・南美がいるならいいかなぁ〜・・・みたいな?」





「えっ・・・・・。」





今裕樹、何気にかっこいいこと言いましたよね?





「ってか、俺も行かないと、南美は迷子になっちゃうもんね?笑」





やっぱ今のかっこいいは取り消し!!!





「迷子になんかならないもん!!!」





「はいはい。」





流されたし・・・・。





「ぢゃぁ〜南美は迷子にならないように、ちゃんと俺と手を繋いでること!!!それをしないんなら行かない!!」





こいつ卑怯だな・・・・。





でも・・・・手繋ぎたいかも。




「わかった!!いいよ!!」





「よっしゃ!!!あとついでに夜になったら俺とキスね?」




そう言い残して、裕樹はあたしの部屋から出ていった。
< 12 / 144 >

この作品をシェア

pagetop