ラブリーズ
帰り道、私と有花のおしゃべりタイム。
ちなみに二人とも歩きで高校に通っている。
だけど有花とは途中で反対方向になる。
だから二人でコンビニで飲み物を買って公園に行く。
まだ二年生になりたての五月だから外は暖かい。
公園に着くなり二人で話し始めた。
「で、亜紗優、どうしたの?」
『ナツト君に彼女ができたらどうしよう…』
「大丈夫だって!!!だって亜紗優可愛いし、自信もって!」
有花は励ましてくれる。
ていうか、私って可愛いのかな?いや、ないない!…自惚れはいかんな!はっはっ………でも気になる
うーん…じゃあ……よし!どのへんが可愛いのか聞こうじゃないか!!!そのくらいなら自惚れじゃないよねっ
『ねぇ私のどのへんが可愛いの?』
すると有花は一瞬考えてこう言った。
「全体的に。それに行動と言動も笑える。」
へぇ〜そーなんだ〜…
ってオイっ!!!
『わ、笑える!?』
笑えるって……オイっ!
「うんっ面白いよっ」
有花は笑いながら言う。
そうなのか、そうだったのか…………
有花は実は天然なのか!!!
『天然なのか!!!』
またしても口にでてしまった。
「天然は亜紗優だよ。」
そう言って有花は笑っている。
えっ!?わ、私は天然だったの!
いや、違うよねっ…違うもんねっ!
『違うもんねっ』
又だ…今日でもう何回目なんだろうか…
「あははっまぁ気にしない!」
有花はまだ笑っている。