初めての光
秋「あのね、実は緒兎祢の中学の人からすれ違った時に聞いたんだ‥。」
私は急いで紙に書いた
[えっと、うん‥それで?]
秋「その人達を引き留めて聞いたの、コンクールを目前にして声が出せなくなったって」
[うん‥]
秋「緒兎祢、辛かったね?」
私は秋菜を見上げた
秋菜は優しい目をして
こっちを向いていた‥
[辛かったよ‥友達に見捨てられて‥]
秋「大丈夫だよ。今は私が側に居るから!その友達、見返してやりなさい」
秋菜ちゃんは ふふ っと
やんちゃに笑った
私も秋菜ちゃんに微笑んだ
秋「さっ!体育館行こ」
[うん!]
私達は体育館に向かった