初めての光
長い校長先生の話が
終わった後、秋菜と私は
自分達のクラスに戻った。
ちなみに秋菜は1-D組で
私は1-A組 少し遠い距離だ

教室に入ると
ガヤガヤと生徒が話してた

緒(秋菜にもらったメモ帳あんまり必要じゃないかも‥)

自分の席に座る途中
そんな事をずっと考えてた

「ちょ‥っと!」

いきなり女の子の声がした

「やっと気付いたよ!美紗」

可愛い顔立ちの女の子が
美紗と呼んだ

「あんた考えると周りが見えなくなるタイプでしょ」

綺麗の女の子がそう言った
多分 この子が美紗だろう

私は こくん と頷いた

「自分で頷いた 波音」

綺麗の女の子が微笑みながら
可愛い女の子に話した

「美紗‥からかっちゃ可哀想だよ?」

困った顔で言った

私は紙を取り出し
「慣れてるから大丈夫です」
そう書いて2人に見せた

「え~そうなの‥?」

「からかいがいがある性格してそうだからね」

可愛い子が控えめに言った後
綺麗な子がバッサリ言った

「名前聞くの忘れた 教えて」
綺麗な子がいきなり口出した


(白鳥 緒兎祢です!)

「緒兎祢ちゃん‥可愛い名前だね!私は神崎 波音。波に音って書いて波音!」


(波音ちゃんか‥よろしくお願いします!)

「私は 東野 美紗」

(美紗ちゃん!よろしくお願いします)

美「よろしく」

波「よろしくね!緒兎祢ちゃん、敬語はやめよう 同い年なんだから!」

(うん!わかった)

ガラガラ―…

「皆さん、授業を始めますから席について下さい」

波音は小走りで美紗は席が
近かった為歩いて席についた

私も席についた

「今日から 2-Aの担任になりました 吉野 智美です。教科は国語担当です、今日からよろしくお願いします」

先生はお辞儀をして微笑んだ
そして授業が始まった
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