初めての光
キーンコーンカーンコーン

しばらくしたら予鈴が鳴った

緒(予鈴鳴っちゃった!!!)

女「あーあ、残念!琢磨君、じゃあね」

乱れた服を直しながら、甘ったるい声を出し去っていった
ドアが閉まった途端

男「おい」

凄いドスの聞いた声が近くで聞こえた

緒(ちょっと‥まさか‥)

男「そこに隠れてる奴だよ」

突然、腕を引っ張られた

緒(‥‥!!)

ビックリして振り返った

そこに居たのは
口角を吊り上げながら
笑っている
今朝の迫力ある不良だった

「お前、何やってんの?」

声をかけられた

私は腕を必死に振ると
あっさり掴まれていた腕が
はずれた。

急いで紙を用意して書いた

【一人だから、昼食‥ここで食べてました】

「へえ、それで見たよな?」

【見たんじゃなくて嫌でも聞こえました】

そう書いたら凄い勢いで
睨まれてしまった

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