隣の願望


「はよー!!春馬にしては早くね?」

「昨日さー9時に寝ちゃって……
目、覚めたから来たんだ」

春馬と准はテレビの話などを始めた

「――てかさ、さっきまで二人だったじゃん?なに話してたのー??」

(えぇ!??)

『いやっ別になにも..』

「は??なにお前焦ってんの??」

春馬はまだ問いつめてくる

「もしかして…告白とか!?!」笑

『そっ…んなわけないでしょ///』

あたしはまた焦ってしまう

「てかどっちが告白すんのって;;」
准も否定してくれてる

「んー..瞳!!」

もう!!!

『だーかーら!!
告白じゃないってば!!!』

「えー?
だってさ、瞳が准のことを
好きって噂あるよ?」

ええー!!!

『……!!!
……なにその噂;;
違うからー!!!』

誰にも相談してないのに……

「ならさ...」

急に真面目な顔をして
准があたしに聞いてきた

「好きな人はいるんだよな?
誰??」

!!!!!

(ちゃんと聞いてたんだ―…
てか…『あなたです!!』
って言わせるつもり...??)

『えーと……
その人付き合ってる人いるんだ…』


「ふーん…
って!!結局准じゃん?」

そう……

あたしの好きな人――
准は付き合っている

その彼女は―――


彩花なんだ



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