HAPPY BIRTHDAY...
そんな俺に一人の女の子が
俺の横にちょこんっと座り
「ど〜したの?」と上目使いを
してきやがった。
何で女って上目使い好きなんだ?
しかも、正直…可愛いくねーよ(笑)
美月のがお前より何百倍、いや、
何億倍可愛いーよ。
そんな事を思いながら
その子に、無愛想に「別に。」と
言い放った。
すると、そいつは、
「え〜こわ〜い。」
…お前の顔がな
「まっいいけど」
いいんかよ!!!!!
「名前な〜にぃ?
あ。あたし、結菜〜♪」
いや。聞いてないし。
と思いながら俺は、また
無愛想に「忘れた。」と言った。
「え〜ぇ?何それ〜ぇ?」と
クルクルに巻いた似合ってない
髪の毛を、キラキラいっぱい
変なのが付いた爪でくるくると
いじりながら、頬っぺたを膨らましやがる。
この女だりー。
てゆかガチャピンに似てるし!!
と思いながら
勇稀の方に目をやると
女の子2人と楽しそうに
会話をしていた。肩をくんで…
この女。通称=ガチャピンが
この後、面倒臭いことになるなんて
この時は、予想にもしなかった。