HAPPY BIRTHDAY...

俺はと言えば、ヤンチャばっかしして
姉貴に迷惑かけてばっかしだ…。

「ごめんな。姉貴。」

と呟きながらスヤスヤ寝息を
たてている姉貴に、
タオルケットをかぶせた。

そして、机にある携帯をとり
電源を切っていた携帯に
再び電源を入れた。

すると、着信履歴27件。

え!?!?マジ!?!?

そしてメールを問い合わせをすると
30件のメールが来た。

メールを見ると全部
ガチャピンからだった。
未登録のために糞長い
アドレスがズラリと並んでいた。

その中に一つ。

愛しい愛しい愛しい
あいつの名前が




美月。





俺は、すぐさまメールを開いた。

「「今日は、ごめんね」」

と無記号で。
無記号でも一文字でも
俺からしたら関係ねぇ。
美月からのメールなら
どんな文章でも
このまま死んでもいい。
ってくらいに嬉しいのだ。

画面の右端の時間を見ると
4時をまわっていた。

美月からのメールは、
10時に来たものだった。

俺は、寝た事をすごく後悔した。

返事をしたいけど
俺のメールで起きたら
かわいそうなので
俺は、パタリと携帯を閉じた。
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