明日死ぬ
具体的に何かを探すでもなく、スカッとできそうな『何か』を漠然と求めて辺りを見回しながら歩いていたらゴミステーションにゴミが捨ててあった。

おいおい、ゴミを出していいのは夜明けからがルールだろうが。

と、そこでオモシレー事を思いついた。

放火。

暗い夜道に大きな火の手があがったらさぞかしキレイじゃね?

それにそうだ。これはルールを守れない奴への罰であり、俺様をコケにしやがった社会への復讐なんだ!

もう俺は考えれば考えるほど火をつけるべきだとおもえてきた。

出ているのは燃えるゴミだし火種にはタバコ用のライターがある。だからすぐに済むだろう。
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