明日死ぬ
「じゃあ長話してんのはヤバいから、そろそろさっきのプランを実行してくるわ」
ケータイを手放したら誰とも連絡とれなくなっちまうが、早く手放さないと警察に居場所がバレるという怖さがある。
「そっか。じゃあこれからしばらくは連絡とれなくなるな。
こういうのは場違いかも知れんが『グッドラック』だ」
「サンキュー。んじゃあまたな」
こんな時だが俺はちょっとイイ気分で通話を切った。
幸いこの公園から一キロも離れていない所をこの辺地方の大動脈とも言える国道が通っている。
そこでケータイを旅立たせる事に決めて歩き出した。
国道まで行く道中切れ目なく通話やメールの着信が鳴り続けたが完全無視だ。
やがて到着するとどのトラックにするか迷うほど夜の国道はトラックばっかり走っていた。
信号が赤になるたびにできる列をしばらく物色していると砂利を積んだトラックがいた。
よしアレだ。
さりげなく近寄って荷台にケータイを放り込む。
ミッション終了。さらば俺のケータイ。
信号が変わるとケータイを載っけたトラックは何事もなかったようにどこかへ向かって走り去って行った。
ケータイを手放したら誰とも連絡とれなくなっちまうが、早く手放さないと警察に居場所がバレるという怖さがある。
「そっか。じゃあこれからしばらくは連絡とれなくなるな。
こういうのは場違いかも知れんが『グッドラック』だ」
「サンキュー。んじゃあまたな」
こんな時だが俺はちょっとイイ気分で通話を切った。
幸いこの公園から一キロも離れていない所をこの辺地方の大動脈とも言える国道が通っている。
そこでケータイを旅立たせる事に決めて歩き出した。
国道まで行く道中切れ目なく通話やメールの着信が鳴り続けたが完全無視だ。
やがて到着するとどのトラックにするか迷うほど夜の国道はトラックばっかり走っていた。
信号が赤になるたびにできる列をしばらく物色していると砂利を積んだトラックがいた。
よしアレだ。
さりげなく近寄って荷台にケータイを放り込む。
ミッション終了。さらば俺のケータイ。
信号が変わるとケータイを載っけたトラックは何事もなかったようにどこかへ向かって走り去って行った。