明日死ぬ
ケータイを手放して急に孤独感を感じつつ来た道をそのまま戻る。

これから橋の下で一晩過ごすと思うとウンザリするぜ。

道すがらのコンビニ前を通り過ぎながらひらめいた。

そうだ酒呑もう。

酔えば楽しくなりそうだしツブレてしまえば悩まず寝られるだろう。

そうと決まれば迷わずコンビニに入りカゴを手に取った。

好きなスナック菓子をカゴへいくつか放り込み酒を物色。

呑んだ事ねーからどれがウマイのかワカンネ。

まあ酔えればいい。テキトーに缶入りカクテルを選んでレジへ。

レジにいたバイトらしき小娘は酒と俺を見比べて口を開きかけた。

多分年齢確認したいのだろうと読んで思い切り睨み付けてやった。

すると黙ってうつむいてしまい素直に会計しだした。

ザマミロ。

俺は気分よくコンビニを後にした。

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