明日死ぬ
気持ちワリーし吐き気もするが、とにかく体が水分を求めているのを感じる。

視界はかすみ節々が痛む体にムチ打って、フラフラと公園横の歩道にある自販機まで歩いた。

ペットボトルのお茶を買い煽るように飲む。

何口かに分けて飲みきってしまうといくらかは体調もマシになった気がする。

立っているのが辛くなってきたんで、さらにもう一本買ってから遊歩道にあるベンチに向かった。

ウォーキング中らしきオッサンオバサンどもが顔をしかめながら俺を大げさに避けてすれ違って行く。

鬱陶しいからコッチ見んなよジジイ。

いつもなら睨み付けてやるところだけど二日酔いでそんな気もわかねぇ。

ジジイどもに構う余裕もなくとぼとぼ歩きベンチにたどり着くと崩れるようにベンチに寝転がった。

< 134 / 203 >

この作品をシェア

pagetop