明日死ぬ
お二人の視線の先には私がいて私の話を静かに待っている。

ここまでの流れで内容はおおよそ予想出来ているでしょうが、はっきり聞きたいのか詳しく聞きたいのかはたまたその両方か。

イッツ、ショータイムですね。

「まず最初に私たちはこの遊びをやる事を決めました。初めてではなくちょくちょくやるので『あれやるか』『いいねぇ』ぐらいのノリでした」

二人が何か言いたげに口を開きかけたので素早く手を振って制する。

「そうです私たちにとってこんな事はお遊びです。言葉を変えれば『暇潰し』とも言えるかも知れません」

発言を制したのが功を奏したのか二人は黙って聞く体勢になったようだ。

これで話やすくなった。

< 186 / 203 >

この作品をシェア

pagetop