明日死ぬ

「サナエやっと起きたの？日曜日だからってゆっくりしすぎ。ご飯食べるでしょ？早く顔を洗ってらっしゃい。あら、瞼腫れぼったい？」

洗濯物を干していたらしいお母さんがカゴを片手に入ってくるなりまくし立ててきた。

しゃべりながら通過して行き、洗面所にカゴを置いて戻ってくる。

休むことなく私の朝ご飯を用意してくれながら聞いてきた。

「で何かあったの？」

「またそれ～？たった今お父さんに説明したとこだよ」

「夜更かししてケータイ小説読んで大泣きしたんだとさ」

「へぇ～」

「もう！大泣きはしてないよ！泣いたのはちょっとだけ！」

「ほらほら、どっちでもいいから早く顔洗って着替えなさい」

「いえっさー」