明日死ぬ
「で?で?で?どーすんの?どーすんの?どーすんの?!」

出た。興奮すると何度も同じ事を繰り返すアイの癖。

テーブルに身を乗り出して少し顔を紅潮させて目もキラキラさせて、もう可愛いったらない。

「はい、どうどう。まずはちょっと落ち着いて。
あ、ヒジのとこポテト潰しちゃってちょっと汚れたよ」

アイは慌てて紙ナプキンでヒジを拭きながら不満げな声をあげた。

「ああもう私の事はいいんだってば!
てゆーかなんであんたはそんなにいつも通りなの?」

「そうでもないよ。これでもかなり緊張してる。
でももう腹くくったからいつも通りに見えるかもね」

実は言った通りちょっとドキドキしてるんだけど、それは隠してすまし顔でストローをくわえた。
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