明日死ぬ
はふぅぅぅ~。

つい深い溜め息がでた。

「ふぅ、緊張した~」

強張っていた表情を緩ませながら苦笑いを向けると、アイはまた笑みの消えた表情でこっちを見ていた。

驚きと困惑を足して2で割らないみたいな顔だ。

「ホントどうしたの?どう見てもいつものサナエじゃないよ。
なんか切羽詰まった感を感じるんだけど?」

うっ、鋭い!

でも言う訳にはいかない。

「そいつは聞かない約束だよ、オッカサン」

「誰がオッカサンよ。でもまあわかった、聞かないよ。

『明日になれば分かる』だったっけ?」

「うんゴメン、ありがと」

「で、どうする?3時に迎山緑地ならまだ時間あるよ?」

「先に着いて待ちたいからもう行こうよ」

「よぅし出陣だ!」

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