明日死ぬ
言いたい事を一息に言ってあとは彼を見つめて返事を待った。

色々な思いや考えが彼の頭の中を飛び交っているのがハッキリわかるけど、結局彼は「わかった」と言うはず。

「わかった。日にちが変わったら返事する」

ホラやっぱりね。

「ありがとう。ところでアイを待たせてるんだけどちょっとココに呼んでいい?」

「え?ああ、別にいいよ」

「ありがと」

そう言うのは解っていたからお礼を言いながら、もうメールを打ちはじめていた。

『告白無事終了。頼みがあるからちょっと来て』送信。

アイもまさかこのタイミングで呼ばれるとは思ってもなかっただろうな。
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