明日死ぬ
「聞こえなかったかもだから、もう一回言ってやろう。

お前は今日死ぬ予定だ」

俺にはもう何も言う必要はなかった。

このクソッタレが今日中に俺を殺すと宣言するなら、今ここでブチのめしてやるまでだ。

無言でそいつの胸ぐらを左手で掴んで右の拳を顔面に叩き込んでやった!

叩き込んでやったハズだった…

が、何故か俺の拳は何の手応えも感じないままそいつの顔面を通過してしまった。

何だ!

どうなってんだ一体!
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