明日死ぬ
「ルールはたった二つだ。
テメーがいくらバカでも覚え切れないって事はないだろう」
この野郎。いつもいつも一言以上余計に付け足しやがって…
「ルール1、明日死ぬ事を人に話してはならない。
ルール2、明日の二十二時までに現在は閉鎖されている市の体育館に来る事。
場所は分かるよな?」
俺は戸惑いつつもうなずいた。
二つともそんなに難しい事じゃない。
だがまだ聞きたい事がある。
「さっき『褒美はないが罰則はある』って言ったよな。ルールを破ると何があるんだ」
質問した途端苦い顔しやがった。『覚えてやがったか説明すんの面倒臭せーな』といったトコロか。
テメーがいくらバカでも覚え切れないって事はないだろう」
この野郎。いつもいつも一言以上余計に付け足しやがって…
「ルール1、明日死ぬ事を人に話してはならない。
ルール2、明日の二十二時までに現在は閉鎖されている市の体育館に来る事。
場所は分かるよな?」
俺は戸惑いつつもうなずいた。
二つともそんなに難しい事じゃない。
だがまだ聞きたい事がある。
「さっき『褒美はないが罰則はある』って言ったよな。ルールを破ると何があるんだ」
質問した途端苦い顔しやがった。『覚えてやがったか説明すんの面倒臭せーな』といったトコロか。