ずっと一緒

飴 隼人side

「あーぁ、着いちゃった…」

俺は三浦隼人。
今日からこの三ッ葉高校の1年生。
今は、俺のクラス、5組へ移動中。

正直、仲良い奴と離れて、ショック…。

俺の目の前には、小柄な女子1人。
なんかぶつぶつ独り言を言ってる。

何度も何度も、ドアを開けようとして、開けられずにいるみたいだ…。

「ふぅー、よしっ!」

“おっ?”

「でも…」

“なんだ?こいつ…、俺が、ってか、後ろに人がいること、気付いてんのか?!(笑)”

―――――――……


何度も何度も繰り返される行動…

そして俺は耐え切れず

「ぷっ!!」

吹き出した。

「なっ!」

「あ、あんた、ドア開けるのに何分かかってんだよ!」


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