ずっと一緒
黒板にある、自分の席の場所を探し、席に着く。

“ラッキ~”

私の席は窓際の前から3番目。

“部活どーしよぅ。”

“帰宅でいいかな?”

“でも、沙耶花はどーだろぅ。”


一旦席に着いて、落ち着きを取り戻した私は、そんなことばかり考えていた。

「あっ!」

「え?」

嫌な予感……


隣にはさっきの彼…

嫌な予感、的中。

「なんだ、隣のマエバシさんって、お前か!!」

「え?隣?」

返事の替わりに隣に堂々と座る彼…

「もっと地味な子かと思った(笑)」

“失礼なやつ。てか実際地味なんだけどね…”




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