嘘で固められた愛
タメの奴は煙草を吸っていた。イライラしてんなコイツ。

「ごめんね!おまたせ!」綾子は笑顔でその子の隣に座った。
ちゃっかり二人のアイスも買って。
「俺いいよ」
年上の男が言った。
「んじゃ~コータにあげる!」


コイツコータって言うんだ。

あたしはコータの事をじっと観察した。

何か…
何だろ……






コータを目で追ってる。

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