奴隷宣言*ありえないっつーの!
動揺しまくりの私を見て先輩はクスッと余裕のある笑みを浮かべた。
なぜか、その時、ドキン、と胸が高鳴った……。………気がした。
うん、気がしただけ。だから気のせいの可能性80%だ。よし決まり!
「まあ、誘ってなくてもいいや」
1人で心の中でブツブツと言っていると先輩の声が頭上に聞こえて我に返った。
その時にはもう先輩が私の首筋に顔をうずめた。
「ひゃぁっ」
思わず出る甘い声。自分でもびっくりして口を手で覆った。
首筋には強く吸い付かれるような感覚。
と、思えば急に生温かい舌が首筋を這う。
その繰り返しだった。