奴隷宣言*ありえないっつーの!

やっと解放された首筋には風が当たってスーとする。

「沙羅、可愛いね」

満面の笑みでそういわれてさっきよりも確かに大きく高鳴った鼓動。

やばい!これは気のせいじゃないと思われます!!

って…ていうか!

「何で名前知ってんすか?」

不思議に思い先輩に尋ねる。

すると、なぜか急に真っ赤になった先輩。

え?なっ…なんか…、可愛いかも……。

でも、何で顔赤いの?

そっと、先輩の顔を覗き込んだ。

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