奴隷宣言*ありえないっつーの!
「はあー…、俺さ、お前に一目惚れしたんだよ…。で、名前調べた……」
へなへなとしゃがみこむ先輩。
……先輩…、可愛い…。
何か、好きなタイプかも―――…
ゆっくり先輩の目の前にしゃがみこんだ。
「…嬉しいです……。わかんないけど、今好きに…なった……かも…?」
先輩の真っ赤な顔につられて一緒に顔を紅潮させる。
ずっと見つめていると先輩は急にガバッと顔を上げた。
何かと思えば抱きしめられる私。
先輩の温かさに包まれる。