愛に溺れろ。

「私も…凄く会いたかった…」


そう呟けば、
そっと離れていく体。



敦志との視線が絡まって、
自然と目を閉じる。


その直後に降ってくる
軽く甘いキス。



最初は優しくゆっくりと……。
だけど段々激しく貪る様なキスへと変わって行く―



その想いに答えるように
あたしも必死に着いて行く。



「…ッ…里香…」



「ふんっ…あ、つしッ…」



お互い、言葉なんていらない。
ただ感じてたい。敦志だけを。



立っていられなくなり、
その場へそのまま崩れ落ちる。



キスの合間に敦志の手が
あたしの胸にそっと触れた。



え…!?

パッと敦志を見ると、
妖艶に笑みを浮かべていた。



ドキンと音を立てる心臓。

分かってる。
もう、止められない。



あたしは再び目を閉じた。
敦志を、感じていたいから…




離れていた時間を埋めるように、
あたし達は熱く求め合った…-


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