愛に溺れろ。



先生に告白されたあの瞬間から。
先生に見つめられたあの時から。
先生に唇を奪われたあの一瞬で。



本当はこの人に落ちてしまったのではないのだろうか……。






そんなことが頭を過ぎっては消え、消えてはまた蘇る。






あたしは……会ってはいけなかった、この人に。





このままじゃ、
あたしの全てを奪われる。






奪われて欲しいと…願ってしまう。



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