愛に溺れろ。
「ひどいよ!言ってくれれば良かったのにっ」
「だから面白かったんだって」
あたしの頭を撫でながら笑う敦志。
ドキッとするのと、
ムカッとする2つの感情。
「もう!それがヒドイんじゃないっ、もう知らないっ!」
そう言ってベッドから降りようとするあたしに、下半身から激痛が走る。
「いっ…!」
「里香?」
痛い……。
ウソ…初めての後って
こんなに痛いものなの?
「え?あ、敦志……?」
あたしが敦志に背を向けながら痛みを我慢していると、ふわっと優しく抱きしめられた。
「悪かったな。初めてだったのに……激しすぎた」
「えぇっ!?そ、そんな……」
敦志がそんなこと言うなんて……。
クルッと振り向けば、
愛しい人の真剣な表情。
「お前の中が、気持ち良すぎたんだ」
「なぁっ…―!!」
な、何言ってるのよ!?
そんなことサラッと
真顔で言わないでよね!
は、恥ずかしい…―!