最初で最後~大好きな先生~
ガラガラッ
私と皆瀬先生が楽しく話しているところに中村先生が入ってきた。
「星野もいたのか!」
「いちゃ悪い?」
私は冷たく言い放す。
「悪かねえけどよ。
お前も遊びはほどほどにしとけよ。」
皆瀬先生が淹れたコーヒーに手を伸ばしながら中村先生は言った。
「関係ないじゃん。
てか放っといてよ!
担任でもないくせに!」
「放っとかねえよ。
俺は確かにお前の担任じゃねえけど、自分の教え子を大切に思わないひでぇやつでもねえぞ。」
「何それ…」
「とにかく!
お前は明日からも学校に来たらいいんだよ!」
私の頭をぽんっと軽く叩いて、中村先生は出ていった。
結局何しに来たのよ…
変な先生…