最初で最後~大好きな先生~



「先生!」


先生の肩を叩きながら言った。



「おー!おはよう。」


いつも通りの先生だった。




「先生、お母さんのことありがとう。」


「なんだ、バレてたのか。」


先生は少し照れくさそうに言った。



「先生のおかげでお母さん戻ってきてくれたんだ。
本当にありがとう。」


私は深く頭を下げた。




先生はそんな私の肩を叩いて
気にすんなよ
とだけ言って、職員室に入っていった。




< 157 / 201 >

この作品をシェア

pagetop