LOVE letter
君が女子と
話してるところを見た。
ただそれだけ…
それだけなのに
胸の奥がズキンと痛んだ。
こんな気持ちになるのは
初めてだったよ。
本当は薄々気付いてた。
この気持ちが…
―――恋だって。
でも認めていいのか
わからなくて怖かった。
何にも君のこと
知らないのに好きって
思っちゃって
いいんだろうか?
ましてや、誰かに打ち明けてもいいんだろうか?
ってそんな思いで
いっぱいになった。
たくさん迷ったけど
話さずには
いられなくなった。
想いが募って募って
自分がもどかしくて
―全てを
ぶちまけてしまった。
本当にこれで
良かったのかって
思ったけど
そんなことより
スッキリしたって
方が強かった。
自然とあのときの
怖いって気持ちは
どっかに
吹っ飛んでいってた。
だからそのときやっと
心から
君が好き
だって思えた。
それだけで良かったのに
そんな気持ちも
すぐに消えちゃったんだ。