GUN
「さて、友との再会も果たしたことですし、僕は部屋に戻るとします。」
・・・友ね・・・本当にそういうやつだな、お前は・・・。
「まぁ、待て、久々に会ったんだ。積もる話もあるだろう?」
コイツなら、その言葉だけで全てを悟ってくれるはずだ。
「はぁ、質問したいのは、そっちじゃないのですか?」
ご名答。
「変わらない。ただの世間話だ。」
「・・・そういう言い方をするから、僕はあなたを好きになれません。」
「気が合うな。俺もだ。」
お前みたいに、意味ない言葉を並べ、大事な言葉をはぐらかすような男はな。
と口にすると。
「・・・人のことを言えないでしょう?黙るか、誤魔化すか・・・どちらにしても大きな差はないです。」
ヤレヤレと、大きくため息をつかれた。
「ホント、あんたたちは、どっちもどっちよ。」
ソレを見ていた、セイラのあきれ声。
「まったくね。男のクセにウジウジと・・・。」
うるさいよ、ララ。
なんだか、女は女同士で馬が合ったらしい。
そして・・・向こうでは・・・。