GUN

「・・・・・・・お前、水の民だな?どうして、そいつが銃を求める。」


 コイツには、いくら断り続けても無駄だと把握したのだろう。


 ようやく、話を聞いてくれる気になったらしい。


「聞いたら、作ってくれるのか?」


「質問しているのは、俺だ。」


 確かに。


「復讐のためだ。俺の家族は殺された。俺たちの国の貴族さまによってな。」


 言うと、グストは静かに語りだす。


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