水玉カチューシャ

『好き』
って言葉にさ
色々と心配を溜め込むんだよ。



相手が
嫌いだったら
どうしよ
とか


眼中にも無かったら、それこそ
ショックだろうな。



俺よりも
優しい男なんて
この世に百人って居る。


だったら
アイツは
その男たちを選ぶのか?



一緒に居られるだけが幸せの俺にとっては
残酷だよな。



「羽島
おはよっ!!」



笑顔で
話し掛けるアイツに、俺は
おどおどとしか返せない。




何時でも
笑ってくれる
アイツ。










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