水玉カチューシャ

「もしもし。」


聞き覚えのある
アイツの声。


「西野?」



「えっと
急にゴメン。」


心臓が飛び出しそうなくらい
電話の向こうの相手にドキドキしてた……。



「なに?」


素っ気ない返事の俺。


「あ、あの
明日さ、……
うーん、
やっぱ何でも無い!!

バイバイ!!!」




ブチッ
ツーツーツー……


「……。
なんだよ。」



切れた電話を置いて、机に座った。






< 24 / 64 >

この作品をシェア

pagetop