水玉カチューシャ

『明日さ……
第一音楽室に来て……。』




第一音楽室?




あ……。



音楽室って言えば
小学生の頃を思い出す……。



「あの音楽の時間。
時が止まったように感じた
あの時間。」



ウチ、
貴に言わなきゃだよね……。



恐がってばかりじゃ、何も伝わらないし何も始まらないもん。


「玉砕でも良いから……。
貴に伝えたい。」



手紙を読んで
一か八かの自信を持った。



明日
私の運命が決まるんだ……。










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